春埜製菓通信4月号
柱の傷
「柱の傷はおととしの〜」昔習ったこの歌、
「なぜ、おととしなの?」と思った方はいませんか?
「せいくらべ」の作詞者、海野厚さんは
明治に静岡市曲金の7人兄弟の長男として生まれ、
弟妹を残して早大へ進学したそうです。
(小生は次男ですが、同県同校なので
勝手にご縁を感じてしまいます。)
そして毎年5月になると帰省し
兄弟の身長を測っていたようです。
しかし進学中に、戻れない年があったそうです。
そこで厚さんは翌年自分が帰ることを想定して、
故郷で帰りを待つ弟たちの気持ちになって
作詞した、とのことです。
実はこの話は続くのですが紙面の関係もあり、
またの機会とさせてください。
さて歌にもある通り、もうすぐ端午の節句、
柏餅の季節が近づきました。
柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないので、これを
「子が産まれるまで親は亡くならない」=「家系が途絶えない」
という縁起に結びつけ、「柏の葉」=「子孫繁栄」
という意味を持たせています。
あなたの家の柱には傷がありますか?
私の家には姉兄とせいくらべをした鉛筆の跡が
クッキリ残っていました。
自分が子供の頃を思い出しながら、
もしくはお子様、お孫さんの成長を願いながら
柏餅を召し上がってはいかがでしょうか。
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