経営者になってみると・・・

菓子自営業を目指して会社を辞めた私は、
菓子の基礎を叩き込むべく、製菓学校に通いました。

同期にはいろいろな人がいました。

高校卒業してお菓子の道を目指した人。(18歳)

中学を卒業して、お菓子の道を目指た人。(15歳)

いろいろな人に出会いました。

びっくりしたのは、中学卒業の子と同じ「辰年」だったこと。(当時27歳)

一回り違う子と同じ授業を受けました。

いい経験になりました。


卒業後、本格的に経営者になったのですが、

思いもよらなかったことが待っていました。

会社を辞める時に悩んでいたことが、大したことでない事で悩んでいたんだな、と思えるぐらいに・・・。


まず、「捨てた」と思っていた、「化学」のキャリアと、「IT」のキャリア。


私が言うのもなんですが、菓子は「化学技術」の塊だったのです。


なぜ、砂糖が原料になっているのか?(甘味をつけるためだけではないのです。)

なぜ、このタイミングで小麦粉を入れるのか?なぜ、一番最初から混ぜてはいけないのか?

なぜ、卵は泡立つのか?なぜ、卵を泡立てる必要があるのか?

その他多数・・・。


この辺りの菓子製作の原料や作り方は、すべて理由があります。

そこを奥底まで理解するには、「化学の知識」が必要だということに気付きました。

理解できると、逆に、効率的・効果的な方法を思いつきます。


これとこれは最初から混ぜた方が効率が上がって、時間短縮になり、お菓子を低価格で提供できて、お客さんに喜んでもらえるな・・・。

この工程は、熱が必要だから、極限まで熱を加えると美味しいものができるな・・・。

これとこれは最初から混ぜてしまえば、効率は上がるけど、美味しいものを作るためには、混ぜてはいけないんだな・・・。ここが手間暇掛ける必要があるところなんだな・・・。こだわって作るためには、ここで手を抜いたらいけないんだな・・・。

このような美味しいお菓子を作るためのことを、いつも考えられるようになりました。


というか、気になってしまい、イヤでも考えてしまうようになりました。(汗)

なので安心して、当店のお菓子を食べてください。(笑)



また、このHPはすべて私が作っています。

以前の会社で習得した「ITの知識」がいきています。

正直な所、もっと時間があれば、もっとキレイなレイアウトで、見やすいHPを作りたいのですが・・・。(汗)




そして、思いもしなかった、人の縁が私を包みます。


一番感謝すべくは、
静岡No.1コーチングコンサルタントの「妹尾先生」です。

経営や人生の目的達成を教えて頂きました。



またその他、たくさんの経営者クラスの方(会社社長や取締役)、大学の教授、法律や財務などの専門家・・・。

本当にいろいろな方々に出会わせて頂きました。

そして、その方々皆さんに助けられています。

経営も、「人の繋がり」だと実感しました。

私、人の縁に恵まれて、とてもありがたい人生を送っております。

その方々へ、恩返しをしたいということが、私の原動力になっています。

とても良いスパイラルが起こっています。


本当にすべての出会いに感謝したいと思います。



経営者になると、こんな思いもしなかった世界が待っていました。



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